ドコモの法人向けサービスが2つ発表された

昨日(8月8日)、ドコモの法人向けの新サービスが2つ報道発表されました。
企業向けIP電話サービス「ビジネスmoperaIPセントレックス」を提供
企業向け構内通話サービス「OFFICEED(オフィシード)」を提供
「ビジネスmopera IPセントレックス
従来企業などに設置してあるPBX(電話交換機)をドコモが保有して、企業側には無線LANの設備とドコモへの回線さえ用意してもらえば050番号を使ったIP電話が使えるようになるよっていうサービス。
たとえば、企業内の内線通話は同一拠点はもちろん、拠点間でも無料。さらには他の企業との通話も、相手がこのサービスに入っていれば無料。ただし、外出先での通話(FOMA)は別途通話料が発生します。
個人向けのIP電話サービスと携帯電話が連携したイメージですね(いわゆるFMC)。
会社側としては、従業員一人一人に050番号を振れるので、取り次ぎが要らなくなる(もちろん内線転送などはできる)。さらに外出先の社員にも、携帯の電話番号に自動転送されるので、お客さんには050番号さえ教えておけばよいわけだ。社員からすれば、どこにいても追っかけられるわけなので、そういう意味では大変だけど、顧客満足度は高くなるはず。
気になる利用料は、まずはアクセス回線(ドコモとの回線)に月額費用がかかる(Bフレッツで5,000円/月、専用線で8,000円/月)。これに加えて、050番号1つにつき1,300円/月かかる。もしプレゼンス(現在の在籍情報をケータイで確認する機能)やインスタントメッセージを使うのであれば、端末毎に300円がオプションでかかる。
以下、個人的な感想。
今までも、たとえばOCNやFUSIONのIPセントレックスを利用したPASSAGE DUPLEは構築可能だったけど、そこにドコモ自らが進出したことはちょっと驚きであり、とても戦略的だと思う。
問題は、無線LANの環境をどこまで細かく面倒みれるかではないかな。
弊社はiCom+FUSIONでやっているけど、未だに音質確保は試行錯誤状態。よって、他社に先駆けてVoWLANを仕掛けたドコモが、いくつものトラブルから学んだDUPLE構築のノウハウが活きてくるわけだ。
そして、ウチのもっているノウハウも活きてくるわけだ(うはは)。



「OFFICEED(オフィシード)」
ドコモの基地局を企業側に設置して、その基地局(IMCS)を使う携帯電話同士を無料にしましょうっていうソリューション。KDDIの「OFFICE WISE」と同じですね。
新規にIMCSの設置をするのは大変そうなので、すでにIMCSがあるユーザが対象でしょう。
メリットは、何と言っても料金。1台あたり800円/月でエリア内同士は通話料が無料。しかもFOMA端末はすべて利用可能なので、端末にこだわらない。
以下、個人的な感想。
現在ドコモはFOMAのエリア拡張にかなり力をいれています。屋外基地局はもちろん、屋内基地局の整備もどんどんやっているんだよね。
今回のサービスは、この屋内基地局が基点となるので、たとえば高層ビルや地下といったIMCSがすでに設置されているところは、サービス提供地域となりうるわけです。ここがKDDIの「OFFICE WISE」と違う点じゃないかな。
お互いが社内にいるのに携帯電話で話をしているような会社に向いてますね。



今、iTMSにアクセスしたらトップページにこんなバナーが・・。

オンタイムでももちろん買っていますが、すでにどっかいっちゃったし、また買ってしまいました。
僕らもオリジナル曲をやる前はBoowyのコピーやってたかんね。